第14期研究・第3課題
教育環境整備に関する課題
第3課題は、児童生徒や全教職員が自らの学校生活を豊かにするために、主体的に考え取り組むことができる教育活動を支える環境整備に関わる課題です。近年、豪雨災害が頻発・激甚化しており、大規模地震への警戒も指摘されています。
異常気象による熱中症問題や、想定を超えた突発的災害(自然、感染症等)に対し、地域の実情や災害リスクに応じた学校防災体制を整えることは喫緊の課題です。また、児童生徒の安全を守るため、学校事故や登下校中の事件事故を防止するための対策を講じたり、学校施設の安全管理体制を整えたりすることも重要です。
現在、コミュニティー・スクールと地域学校協働活動を一体的に進め、特色ある開かれた学校づくりを推進していくことが求められています。魅力ある授業づくりの実現や学校行事の運営において、地域社会との連携・協働をいかに図るかが重要な課題となります。
働き方改革の視点を取り入れ、持続可能な組織体制を確立するために、副校長・教頭が調整力を発揮する必要があります。また、教育DXを推進するために、教員のICT活用指導力向上のための研修、ICT環境の整備、教育情報セキュリティの確保、デジタル教科書や教育データの利活用、生成AIの活用等に関する仕組みづくりを充実させる必要があります。
統合型校務支援システムを活用し、働き方改革につながる環境づくりを充実させることも大切です。その他、施設・設備の効果的な活用、教材教具・教育機器・各種資料の整備充実、文書事務・経理事務の適正な運用と管理等が課題として挙げられます。
そして、学校を支える必要条件として、行政と学校の関係、学校予算、定数改善、処遇等の問題、へき地・離島や学校規模等の課題に対して、副校長・教頭としての関与性の観点から課題解決に迫ることが大切です。
研究の視点と具体的内容例
児童生徒の安心安全に関すること
- 登下校時の安全を守る方策
- 学校事故対応の在り方
- 熱中症対策の取組
- 突発性災害対策の取組
学校の施設設備に関すること
- 施設設備の効果的な活用とその在り方
- 災害時における避難所の運営と行政との連携の在り方
- 防災拠点としての施設設備の活用
学校、家庭、地域との連携と協働に関すること
- 地域社会とのつながりと地域の教育力の向上
- 地域人材や専門機関の活用と組織体制づくり
- PTA活動の在り方と連携
教育DXを推進する取組に関すること
- ICT環境の整備と活用の在り方
- 校務DX推進のための方策
文書事務、経理事務の管理に関すること
- 学校予算の適正な編成、執行の在り方
- 学校事務職員との連携の在り方
- 合理的、効率的な文書事務の在り方
学校規模適正化に関すること
- へき地、離島における教育問題とその対応策
- 過大規模校、小規模校における教育内容や教育方法の改善
- 学校の統廃合における教育問題の対応