第14期研究・第6課題
副校長・教頭の職務内容や職務機能に迫る課題
第6課題は、副校長・教頭が担うべき職務内容や学校組織における職務機能について、現状を踏まえ、あるべき姿に迫る課題です。研究主題「未来を切り拓く力を育む魅力ある学校づくり」に迫るため、学校づくりの要となる副校長・教頭が、やりがいをもって生き生きと職務に当たることができるよう、その職務内容や職務機能について議論を深めていくことが求められています。
特に、「学校における働き方改革」は政策課題の柱の一つとなり、中でも改定されたいわゆる「3分類」に基づく業務適正化の更なる徹底に加え、教員業務支援員や副校長・教頭マネジメント支援員をはじめとする支援スタッフの充実、部活動の地域展開等の全国的な実施の推進を図ることは喫緊の課題となっています。全国公立学校教頭会が毎年実施している「全国公立学校教頭会の調査」の分析結果は、多くの自治体や報道機関にも取り上げられ、世論形成にも活用されています。
これまでの調査結果から得られた情報は、政策提言として「文教施策・文教関連法並びに予算措置等に関する要請」に盛り込まれています。調査を継続することにより、数値の推移を見ることも可能になっています。
全国で教員が不足している、欠員が生じている実態は、新聞等にも取り上げられ、教育現場の実態を伝えるきっかけとなりました。全国公立学校教頭会の活動において、「要請活動」は、調査結果(エビデンス)に基づくものでなければなりません。
その認識に立ち、調査の裏付けとなる副校長・教頭の職務内容や職務機能の実態を整理し、共有することが大切です。そして、課題解決に向けて議論を重ね、要請活動や政策提言にまとめ、生かしていくことが第6課題の核となります。
副校長・教頭が、校長の学校経営方針のもと、自校の職務内容を整理し、職務機能の充実につなげていくことが大切です。継続性、協働性、関与性を軸に、次の視点が具体的内容の例として考えられます。
分科会の運営について
ブロック別及び単位教頭会・副校長会別の第6分科会の運営について
- 上記全国大会の運営方法を参照し、調査結果または要請活動に触れて提案をする。
- グループ討議をもとに、各単位教頭会・副校長会や各学校における実態の情報交換・相互理解を深める。
- 「働き方改革」「校務改善」「チーム学校づくり」等のテーマで実践報告・情報交換を進める。
研究の視点と具体的内容例
「学校・教師が担う業務に係る3分類」に基づく業務適正化に関すること
- 学校以外が担うべき業務(外部化・他機関へ)
- 教師以外が積極的に参画すべき業務(専門職・外部委託)
- 教師の業務だが負担軽減を促進すべき業務(効率化・専門連携)
チーム学校における職務内容に関すること
- 事務職員との職務分担/専門スタッフの職務/コミュニティ・スクール等の活用
効率的な学校運営に関すること
- 教務主任・ミドルリーダー等との連携/効率的な校務分担/学校事情に応じた担任・教科担当との兼務
教職員の働き方改革に関すること
- 教職員の労務管理/効率的で働きがいのある職場環境/安全衛生管理、メンタルヘルス
教職員の支援に関すること
- 児童生徒指導/研究活動/授業力向上及び教職員の資質向上
副校長・教頭候補者の育成に関すること
- 魅力ある副校長・教頭像/マネジメント力の向上/ライフプランの構築、自己啓発研究の視点と具体的内容例