子供の発達

第14期研究・第2課題

子供の発達に関する課題

第2課題は、児童生徒の確かな学力の確実な定着や豊かな人間性の育成、健康・体力の増進など、子供の発達に関わる課題です。GIGAスクール構想から7年が経ち、ICT機器や生成AIの有効活用等によって、子供主体の学びが大きく進められています。

本課題は、今後さらに加速していくであろうSociety5.0に向けて、「人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送る人間中心の社会」を目指しています。予測困難な社会への対応や「日本社会に根差したウェルビーイング」の理念の実現が求められる中、持続可能な社会の担い手としてたくましく未来を切り拓く力の育成に資する資質・能力を培う教育に関する課題でもあります。

具体的には、「社会に開かれた教育課程」の実現をはじめ、児童生徒理解に基づく学級経営や生徒指導、キャリア教育、人間尊重の教育、特別支援教育、福祉教育、環境教育、国際理解教育、プログラミング教育、平和教育などの教育課題への取組、さらには自己肯定感やコミュニケーション能力、情報活用能力(情報モラルやメディアリテラシーを含む)、協働的な問題発見・解決能力などの育成に関わる取組が必要とされています。ここでは児童生徒の発達を支援するための教育や、「VUCA」の時代を迎えた今、子供自身が未来を見据え、豊かな人生を切り拓いていくことを推進するための様々な教育課題への対応など、多岐にわたる教育内容を取り上げていきます。

これらの課題解決に当たっては、未来を生きる児童生徒に求められる資質・能力を的確に捉えるとともに、家庭・地域社会、関係諸機関、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどとの連携と協働を基盤とした校内指導・支援体制の確立を軸に研究の推進に当たる必要があります。研究推進の取組は地域や学校の置かれている環境などによって様々に異なりますが、共通の視点となるものを見いだしながら実践研究に繋げていき、活動を通して副校長・教頭として児童生徒、教職員、保護者、地域社会との関わり方を明確にしていく必要があります。

研究の視点と具体的内容例

確かな学力の確実な定着に関わること

  • 「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の取組
  • ICT機器やチャットGPT等を効果的に活用した授業改善の取組
  • 校内研究、校内研修の体制、実践、工夫の充実
  • 家庭の教育力の向上や家庭学習の充実に関する取組

児童生徒の豊かな人間性の育成に関わること

  • 規範意識や道徳的実践力の育成、人権教育の推進に向けた取組
  • 感情や情緒を育む読書活動、環境教育、キャリア教育等の実践とその効果
  • 小中連携によるあいさつ運動やボランティア活動などを通した活動
  • 地域連携、地域の教育力を生かした豊かな心の育成

児童生徒の健康・体力の増進に関わること

  • スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、関係諸機関と連携した不登校児童生徒への組織的な対応や、校内支援ルーム等の活用
  • 家庭・外部機関と連携した食物アレルギーへの対応と食育の推進
  • 校内の学習活動、外部機関との連携による体力、運動能力向上に向けた取組

たくましく未来を切り拓く力やこれから求められる資質・能力の育成に関わること

  • 自己肯定感やリーダーシップの醸成をはじめ、課題を発見し解決する力、コミュニケーション能力、多様性を受容する力など、未来を切り拓くための資質・能力の育成を図る取組
  • 情報モラル、ネットリテラシー、メディアリテラシーに関する教育の充実

その他、児童生徒の発達を支える教育課題に関わること

  • コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)や地域学校協働本部との連携
  • いじめの未然防止、早期発見・早期対応に向けた組織的な取組の工夫
  • 困難を抱える多様な児童生徒への対応と指導・支援体制の確立
  • 特別支援教育やインクルーシブ教育システムの充実
  • フリースクール等の連携